コラム

前進は後顧から始まる

「歴史は繰り返す」などとよく言われます。
その通りだと思います。だから考古学から始まり、いろんな歴史を学ぶ必要があるのでしょうね。
葬祭業界でも全く同じことが言えています。
現在、家族葬だらけの市場になっていますが、この動きは私が葬祭業界に従事したから40年近くなりますが、3回目の大きな動きなんです。
野辺の送りの時代から、近代的火葬場への時代へ。
自宅葬の時代から、葬儀会館葬の時代へ。
この過去の2回を経験している私にとって、3回目の「家族葬だらけ」の動きは動き出す前から予測ができました。それは最初に舵を切った層が同じ層だったという共通点があります。
社員たちにはよく「昔の話をすぐに出してくる」なんて言われていますが、過去をキチンと振り返ることの重要性を話したりすることもあります。
日本で初の家族葬専門葬儀社を始めたことは、業界でもメディアでもいろいろと注目されて、いかにも「積極果敢な前進的な会社」だと見えていたようですが、それとはまったく正反対。伝統的な葬儀の本質を理解し後顧し、その土台の上で出来上がったものです。
目先のビジネスに右往左往させられる時代ですが、基本的なことは歴史から学び自身で考え、本来の葬儀社としてのあり方から作っていく必要があると考えています。
ここで次の動きのヒント。
「令和の時代は魂の時代」と言われています。(もしかすると言っているのは今のところ私だけかもしれませんけど)ここのところを基本的に抑えていく必要があり、そこを理解して動けたところだけが生き残れる業界だと確信しています。

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