コラム

「正しい」より「明るい」が大切

今日で57歳になりました。40歳前後で勤めていた葬儀社から独立してもうこんなに年月が経過しているんだと感慨深いものがあります。

当時は独立して葬儀社をするならば最低5年は葬儀のご依頼なんてもらえないことを覚悟しておけなんて言われた時代でした。今でも大手の葬儀社から独立しても自分で始めた葬儀社に葬儀のご依頼がひとつもなく撤退していく新規葬儀社をたくさんみます。

私どももそっちの部類に入っていたのかもしれないと思えるような時期がやっぱりありました。そんな中やってこれた理由を挙げるとすればいくつかの点がありますが、特に一番感じているのは「明るいことが一番大切」として日常生活を送ってきたことでしょうね。

そう「儲ける」より「明るい」が大切で、もっと言えば「正しい」より「明るい」が大切だと考えて行動してきました。「うちは明るい貧乏やから」とどれだけ繰り返して多くの方に言い続けてきたことでしょうか。

食べていくことができずに吉野家の深夜のアルバイトをしたり、夜間のホテルのフロントのアルバイトをしたりしていたこともありましたが、常に「明るい」を優先させてきました。

また、「もともと何も無いところから始めたので、ダメだったら元に戻るだけ」という気持ちを持ち続けて来れたのもこの明るさがあったからだと思います。(このことについてはまた別の機会に詳しく書きますね)

今ではそう不自由なく生活をさせていただいていますが、それによって明るいわけでもなくなあんにもなかった頃から明るいことだけを大切に過ごしてきました。

このことが今のスタッフたちにも伝えれているのかちょっと不安になったので再度社内で確認して見ます。人それぞれ価値観は違いますから何をもって幸せかは人それぞれです。けど、今の会社に勤めていて幸せを感じれているということが一番であって、それで初めて会社が存在するのだと考えています。

大企業になるとどうしても消えてしまう社員の仕事に対するワクワク感。逆に仕事が苦痛なものと考えている人も少なくないはずです。そんな残念な会社になっていないか時々確認して、「正しいより明るいが大切」という会社を継続していかなくてはと再認識した57歳の誕生日でした。

(なお、誕生日のプレゼントは月末まで受付しておりますので、台風が通過した後でも十分間に合います)

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