コラム

運転免許証について

高齢者の運転による事件や事故、あおり運転による事件や事故、世間では車の運転に対するいろんな問題が出ていますね。
そもそもこんな問題は一昔前にはありませんでした。運転免許証を18歳になれば誰もが持てるように仕向けたのでこのような事件や事故が多発するのです。


運転免許証とは?
本来それは特別に認められた人だけに与えられるもので、自動車学校に通っただけで誰でも簡単にもらえるシステムにしてしまったことに間違えがあるのです。
昔の高齢者で運転免許証を持っている人はものすごく少なかったです。そして認知症が発症するまで生きている人も少なかったので今のような事故はまずなかったのでしょう。


また、車を運転するにしてもギアやクラッチがあって技術がない人はエンストばかりで動かせなくなっていました。それがAT車ばかりになって誰でも子供のゴーカートを運転する程度の技術で運転できるようになってしまいました。「車に乗っている」というよりは「車に乗られている」という人が多くなりすぎたということ。そして車の力を自分の力だと誤解してしまう人の多いこと。


「毎朝始業前に点検をする」と学んできたはずなのにそんなことをしなくても大丈夫になってしまっている状況もあります。私はスタッフに「エンジンオイル・バッテリー・ラジエター・タイヤの点検は給油のたびに」とここ何年と言い続けてきましたが、エンジンオイルの見方すら知らないスタッフもいました。
そんなこんなで昔では考えられない事故が多発しているんでしょうね。


この先何らかの決め事をしてもう少し厳しくしていかないとこの状態は直るどころか増え続けることでしょうね。私は「運転免許更新時には必ず学科と実技の試験をする」ということを提案します。運転免許証を取得した時のレベルで。

交通死亡事故は一時期に比べると年間4000人台と減っているように見えます。けどその裏には救命医療の進歩など隠されたものがあります。またデータで「高齢者の事故が多い」というのは明らかになっているわけですから、その具体的な対策が必要でしょうね。

先日、杖をついて歩いている高齢者二人組をファミリーレストランで見かけました。会計を済ませて店を出るにも店員さんがドアを開けてやらないと歩いていけない高齢者でした。けどその二人ともが自分の自家用車にそれぞれ乗って店の駐車場を後にする姿は「どこか間違っている」と思わざるを得ませんでした。

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