奈良県の周囲の府県に緊急事態宣言が出されて、「奈良県も」という意見が多いようですね。
狙い撃ちをいつもされている飲食店なんかはどうなんやろう？宣言出してもらって補償をもらったほうがええという人もいるし、保証なんかもらっても焼け石に水という人もいるし。
その補償の観点でものを見るから全体を見失ってしまうのかもしれませんね。長い目で見ればコロナの前から飲食店は常に「厳しい」という声と隣り合わせだったわけだから、いずれは何かを変えていくとかどこかで終止符を打つとかを考えなくてはいけなかったのが、コロナのおかげで一気に加速して前倒しになっただけにすぎやんのかもしれません。
他のどの産業においても同じこと。
そしてそれは我々葬祭業においてもです。
人口減少社会でマーケットは確実に縮小していく時代に、「今までの右肩上がりの、もう今ではレガシーと言われても仕方がない発想で会社がやっていけるはずがない」と腹をくくることが一番先にしなくてはいけないことなのではないかと考えています。
今この時にちまちまと「目先のやり方」ばかりに気を取られるのではなく、もう一度「あり方」を皆で学ばなくてはいけないとつくずく思わされています。