「売上を伸ばしたい」という社長は多いけど、私はそこを目指して来なかったことが最近よくわかります。どちらかというと「会社を安定させたい」という気持ちがすごく強かったんでしょうね。
それは葬祭業界特有の「仕事の数に激しく波がある」という状況の中で何十年も過ごしてきたからでしょう。長い年月この業界にいるにも関わらず、いまだに「葬儀社の適正人員は?」と問われればなかなか答を出せません。「いくらの売上で社員ひとり増員する」という、そんな簡単かもしれない答すらわからないままなんです。
しかし、仕事の入り口をキチンと整理していく中で、なんとか年間を通してみれば全国の標準的な葬儀社さんよりははるかに安定している状況に持ってこれていることには間違えありません。
そしてこのコロナの状況で苦しんでいる葬儀社さんが多い中、ほとんどその影響も受けていない状況だということは、今までやってきたことが間違ってはいなかったということなのでしょうね。
幸福モデルを研究していると、お金持ちになったって決して幸福ではありません。かえって「お金を使わなければ幸福になれない」という発想を捨てることが大事だということがよくわかります。
たとえば「何かを買ったら幸せになれる」なんて幻想に近いものです。
「何かを買って幸せ」ではなく「何かを生み出して幸せ」というところに気付いてこれました。この先もきっと他がどのように動こうともその考えで行くことになるでしょう。
葬儀供養・超高齢社会・デスケアの過去・現在・未来を読み解くコラム
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