コラム

葬儀会館の「快」・「不快」

人間の脳は「快」か「不快」しか判断できないようになっていると言われています。果たして葬儀会館に人が入った時に「快」と感じるでしょうか?
私は普通の人よりは数多くの数多くの葬儀会館に足を踏み入れているはずです。きっと最低でも数百件、もしかすると1000件を超えるかもしれません。
そしてそのほとんどの葬儀会館が「不快」と感じてしまっているのです。
その原因は?・・・・。
それは独特のにおいです。
「線香くさい」などと世間でよく言われますが、本当は線香の香りはいいもの、素晴らしいものなんです。けど「線香くさい」と言われるにおいがします。
(※香り・・・いいもの、におい・・・臭いものと使い分けています)
その原因は明らかです。
木の削りかすに人工合成のにおいを吹き付けた安物の抹香や線香を使っているからです。
同じように抹香や線香をよく使うお寺様に行ってみると実に芳しい香りがすることが多いのです。
お香はご本尊様へのお供え物。その大切な本来の意味を忘れてしまって単に会葬者が焼香するためのものでそのコストダウンのためだけを考えて安物の抹香や線香を使っている葬儀会館は、本来の葬儀の意味を忘れてしまって営業や利益と言った部分に重きを置いていることが多いと判断してもいいと思います。
今は終活ブームで葬儀会館での終活イベントが盛んに行なわれています。
「人は一度足を運んだことがあるところは入りやすくなる」という作戦で葬儀会館になんとか近所の人を入れようとしています。
そのイベントに行ったときにそこの葬儀会館のにおい(香り)に注目してみてください。そのにおい(香り)がくさく感じた時にはその葬儀会館は本当は一番大切であるはずのご本尊へのお供えを経費削減でケチっている葬儀会館であり、葬儀の重要な意味をないがしろにしている葬儀会館であることが多いのでご注意です。

幸福モデルでは五感に訴えかける葬儀を目指しています。

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