コラム

しなやかになること

先日自動車修理業の人の話をききました。
よく「義務的市場」と言って病気になったり困った時に依頼がもらえる市場の話をします。病院や法律事務所、そして葬祭業もこのひとつだと言われています(義務的市場から脱却するために幸福モデルを打ち出しているのですがこのことはまた後日書きます)が自動車修理業もその義務的市場のひとつなんだという認識を持ちました。
車が故障したり事故等で壊れてしまったら、本当ならばやりたくない、お金を払いたくないけど仕方なく支払いをするお客さんを相手にしているということです。
日々そのことを感じながら気が重くて仕方なかったその自動車修理業の方が、すごく嬉しくなってお客様とうれし涙を流した体験した素晴らしい体験だったお話でした。「自分の仕事でお客様を喜ばせることができる」と感じて以来、日常生活が大きく変化したようです。

時々うちのスタッフが私の友人たちに真剣に「なぜ長年にわたって葬儀の仕事をしているんですか?」と問われていることがあります。彼女が答えているのを要約すると、最大のお悲しみを持っているご遺族に自分が寄り添うことで少しでも心に余裕を持ってもらい、安心してもらえることが一番の喜びだという感じの答えをしています。(あまりにも簡単すぎているので詳しく知りたい人は直接うちのスタッフにきいて下さい)

義務的市場の中にもいろいろと見方考え方を変えることによって素晴らしい目的を見つけることができます。ましてやそうでない市場においてであればなおのことです。
今、自分の仕事に不満がある方、悩んでいる方。どうか自分がまず変わることができれば仕事が楽しくて仕方がなくなると思いまうので、ぜひ一度自分で自分のために向きなおしていただければと思います。
好きな仕事をやって生きている人は実にしなやかです。
それは初対面の人であってもこちらはわかります。
世の中なんでもそうですが固いものはもろいです。しなやかなものほど強いものはありませんからね。

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